メソセラピーは、少量の薬剤やアミノ酸、ビタミン剤などを脂肪層に注射し、痛みもなく脂肪を分解・溶解させる治療です。メソセラピーの薬剤は脂肪細胞に浸透していき脂肪細胞の核に作用し、脂肪細胞を溶解します。
メソセラピーは、1952年にフランスのミシュエル・ピストール医師によって開発されたもので、フランスには約15000人のメソセラピストがいます。これまでのメソセラピーは、ニキビ、関節炎、スポーツによる怪我の治療でしたが、ヨーロッパでのメソセラピーはセルライト除去、脂肪除去(痩身)などの美容目的で用いられてきました。
メソセラピーを脂肪組織に注入することで、その部分に脂肪分解酵素リパーゼが作られ、この酵素が脂肪を溶かします。組織そのものが解けるため、メソセラピーの効果や持続は脂肪吸引手術と同様です。メソセラピーは手術をせず気になる脂肪を注射により溶解する最新技術です。
メソセラピーは、脂肪吸引と比べ手術をしなくてよいことからリスクが非常に少なく、安全性は高いといえます。メソセラピーは先進国では既に脂肪溶解注射として承認されており、肥満治療に使用されています。またメソセラピーは、薬剤も体外へ(尿や便で)排泄される為、体内に蓄積されることもありません。
処置の回数は脂肪量により個人差はありますがメソセラピー効果の実感は平均で3回前後 (1~2回の場合もあり)です。
処置個所に軽度の赤みやむくみ、腫れがある程度で数日間でなくなります。入浴も当日より可能で通常の生活にさしつかえありません。