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乳房縮小・乳房固定術
近年、乳房縮小の手術は、低鼻術と同じく非常に多くなった手術です。日本の食生活や生活スタイルが変化し、体型も欧米なみのプロポーションの女性も増えてきました。 肥大乳房の方の悩みは、肩こりや猫背、頭痛や吐き気に悩まされる他、「市販のブラジャーが使えない」、「息苦しい」など、小さな胸の方よりも深刻です。 また、大きすぎて垂れてしまう場合も、乳房縮小の手術が大変有効です。 また、男性のような胸の形にまで縮小させることも可能です。 大きな乳房によるトラブル
大きな乳房をもっていると、肩がこったり、猫背になったりします。テニスやジョギングなどの運動時にも障害が現れます。 大きな乳房が下垂してくると、乳房の裏側の皮膚が胸の皮膚とすれあって皮膚炎をおこしたりします。 これを防ぐためにブラジャーを用いると、乳房の重さのためにブラジャーのひもが肩にくいこんで痛かったりします。 美容上の目的以外にもこのような苦痛から逃れるために、乳房を小さくする手術が行われます。 乳房縮小術
乳房縮小術欧米では一般的な手術です。乳房下部の肥大した乳腺組織・脂肪組織を除去するとともに余分な皮膚を切除して縫い縮め、形の良い乳房を形成します。 乳房を小さくすると、そのままでは乳頭、乳輪の位置が下がりすぎますので、血行を保ったまま上方へ移動させます。 手術に要する時間は約3時間です。 麻酔科管理による全身麻酔や硬膜外麻酔で行われます。 抜糸は1週間から10日後を目安に行います。 手術後、乳輪の周囲とその下に逆T字型の傷跡が残りますが、時間の経過とともに目立たなくなっていきます。 乳腺組織の一部を切除しますので、術後は授乳が困難になる可能性があります。 これから出産を予定されている女性には勧められません。 手術方法
乳房縮小術・乳房固定術の手術方法乳房縮小は、下垂あるいは肥大した乳房に対して乳頭乳輪を理想的な位置に移動し、余剰な乳房組織(皮膚、脂肪、乳腺組織)を切除し、乳房を小さくすることを目的とします。なるべく傷を小さく、目立たないようにするために、さまざまな方法があります。 乳房の下垂や肥大の度合い、希望する乳房の大きさなどを勘案し、手術方法を決定していきます。 手術後の傷が乳輪の下から逆T字型になる術式が最も多く採用されます。 また、乳輪周囲のみを切開し、余剰な乳房組織を切除する方法もありますが、術後の乳輪の拡大や乳輪周囲の傷が目立つことがあるなどのデメリットも指摘されています。 乳房固定術
乳房縮小術・乳房固定術の手術方法授乳後や大きかった胸が加齢とともに下垂した方など、大きさに関係なく吊り上げることができます。下垂したバストはプロポーションを崩してしまうものですが、一般的には女性の方の場合、出産や授乳を経て、年齢と共にどうしてもバストが下垂してきてしまいます。 乳房固定術では、乳輪・乳頭の位置を引き上げる事で、症状を改善しますが、乳房縮小術とは違い、大きな皮膚や乳腺組織の切除はあまり必要ありません。 また、下垂の症状の程度や状態によって、術式も異なります。 症状の程度を大きく3つに分類し、施術を行なう際の目安にしています。
乳房下垂の方にも有効です
頬頚切痕(両鎖骨間のくぼみ)と左右の乳頭の3点が、正三角形であるのが胸の形の理想ですが、乳輪・乳頭の位置が下がると縦長の二等辺三角形となり、このように乳房が垂れた状態を乳房下垂と呼びます。乳房が大きすぎて下垂している場合には、重さで肩が凝ったり、猫背になったり、ブラジャーのストラップが食い込んだり、乳房の裏側に湿疹ができたりといった症状が見られます。 料金
大きすぎる乳房を小さくする治療には健康保険は適用されません。 |
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